Creating proactive interference in immediate recall: Building a DOG from a DART, a MOP, and a FIG

Tehan, G., & Humphreys, M. S.
Memory & Cognition, 1998, 26, 477-489.


短期的な順向干渉(PI)の影響においても音韻コードの効果はまた明らかであるものの,近年の即時系列再生のモデルでは音韻コードの優先的な役割が認められている.本研究では,意味・音韻コードを含む分散表象と分散的貯蔵に関して,短期的手がかり再生課題におけるPI効果を生成するために,どのような条件が操作可能なのかについて調査した.ここで報告された4つの実験では,同一リスト内の無関連フィラー項目によって,韻の合致しない干渉フォイルの音素特徴を生成することが試みられた.フォイルの韻が学習されるか,フォイルの3つの音素が3つの学習フィラー項目の間で区別されたときに,順向干渉が観察された.結果から,短期記憶内の項目は素性セットという形式で保持され,すべての項目が同時に検索時に利用可能であることが示唆された.