地元の友人との会話で。

○○の発言 :
MUSIC BOXという番組が面白いって言ってる人がいるけど、知ってる?



タイトルは知らなかったけれど,NHK総合の深夜にやっている番組で,70年代〜90年代の流行歌を当時の映像にのせて流すというもの。確かにその当時を何となくでも憶えていればグッと来るのも分かる。事実その友人が情報を知ったのも大学の同級生だった人々とのメーリングリストから。

月並みな表現だけれど『仕事に追われる毎日』。自宅に帰ってテレビをつけ,そのままウトウトしながら明け方に目が醒める。ふとそこには,まだ自分が小・中学生だった頃のオトナ達−といっても20代そこそこ−の日常が映されている。きっとこれから自分達も加わるであろう…と思っていたきらびやかな世界が,すこしだけ時期外れな音楽と一緒にもう一度流れている。



でもそれは“面白い”というのとは少し違う。決して時流について行けてない年齢じゃないけれど,すこし昔の流行や雰囲気の方が心地良い。そして出来ればそこに留まりたい。

言葉にしてしまうと,物悲しい。



好むと好まざるとに関わらず私達は,歳を重ねている。自分で進んでいる感覚を忘れない様にしないと,どんどん気持ちだけが置いて行かれる。大したことない会話だったのに色々考えた。





○○の発言 :
こっちで飲み会でもしよっか? そろそろ誕生日だしね。



私ももうすぐで,29歳になるんだ。