油を塗りたくって鉄板の温度を確認,はんぺんをおもむろに乗せる。「バターはまだいいのですか?」「焼きあがり直前に風味付けにした方が美味しいと思うのだよ」「ではそれまで一献ということで」「かんぱーい」銘柄の分からない熱燗をちびちび,してたら鉄板にちょっとはんぺんくっついた!しかももう焼けてます,のでバターをジュー。「火力が強いので,こちらももう大丈夫です」「じゃ裏返して」おそるおそる裏返しつつ,焼けたはんぺんをつまむ。「これ醤油要らないです,しょっぱい」溶け出るチーズの香りがなんとも,日本酒に…あまり合わないけれど美味しいのでいいや。「もういけそうですけれど,タレ塗っちゃっていいですか」「では私はかつおぶしを」「青海苔を振りかけていると,ジオラマ作っている錯覚に」「この感じはどちらかというとNゲージっぽいよ」というわけでいつもより緑多めで。お好み焼き『一太郎』にて後輩と,スタミナ焼き餅トッピング,チーズ入りはんぺんのバター焼き,キムチ入り焼きそば,熱燗2合,山崎シングルなど。



いただきました。



「で,りゅーたん(仮名)の姉って専業主婦なの?」
「嫁ぎ先の家業を手伝っているので。」
「へぇ,何屋さんなの?」
「石を売っています。」


(シャワー)


「…んーと,四万十川の川原で良い石を見つけるような感じ?」


(シャシャー,ジュー…)


「…姉はつげ義春の登場人物ではありません。」
「だよね,よかった…あんまり触れちゃいけない話題かと思った。」
「普通はそっちを想像しませんから。あ,ソバ焦げてます。」




(ジュー…)

そんな週末。